3月, 2020年
2020年3月6日 中日新聞夕刊
尾﨑礼佳でございます。
月日が経つのは早いです。あっと言う間に2020年東京オリンピック開催年と期待しておりましたが、コロナウイルスで延期となりなりました。
私にも、いろいろな変化がありました。
2019年秋からレースを走り続けました。
2019.10 壱岐の島 50キロ
富山マラソン、横浜マラソン、神戸マラソン、湘南マラソン、奈良マラソン、5本走り続けました。
後日、2019年 秋フルマラソンの件は書かせて頂きます。
今回は、ウィメンズマラソン 中日新聞取材を受けましたので、ぜひ読んでください。
名古屋ウィメンズ完走メダル、いつか君も 胃全摘ランナー、難病児励ます
がんで胃を全摘出した京都市伏見区の心理カウンセラー尾崎礼佳さん(59)が、全国各地のマラソン大会に出場し、完走メダルを難病の子どもたちに贈る活動を続けている。尾崎さんは八日から始まる「名古屋ウィメンズマラソン2020」(日本陸上競技連盟、中日新聞社主催)の一般の部にオンライン参加する予定で、子どもたちを勇気づけようと意気込んでいる。 尾崎さんは二〇〇三年一月、スキルス性の胃がんで胃の三分の二を摘出。その直後、同じくがんで胃を切除した鈴木宗男参院議員の走る姿に感銘を受け、運動経験はなかったが「自分もできるんじゃないか」と思い立った。一二年四月以降、多くの大会に出場したが、一五年六月に胃がんが再発し、全摘出した。 「もう走れないかも」と落ち込んだが、入院中に「走ることは生きること」と思い直した。医師に抗がん剤治療を勧められたが、副作用で走れなくなることを懸念し断った。 退院翌日からウオーキングを始め、一カ月後にはジョギングを開始。走ると、手術痕にTシャツがこすれて血まみれになった。思うように食べられず、水も飲めない状態が続いたが、同十一月にはフルマラソンを完走。以後、大会に年七回ほど出場し、昨年のウィメンズマラソンでは3時間56分を記録。「サブ4(4時間以内)」を達成した。 がんの再発後、京都市内の中学校などで闘病体験を話す機会に恵まれ、レースで得た完走メダルを持参した。「私は何もできないと思っていたが、自分にできることが見つかった。やりたいと思ったときがスタート。いつか走ってください」と話すと、生徒たちは目を輝かせてメダルを触ってきた。 「キラキラしたものって、子どもは好きでしょ。笑顔が見たかった」。そんな思いから、心臓病の子どもや養護施設で暮らす子どもたちに、運動会の顕彰用に役立ててもらおうと完走メダルを贈り始めた。ランナー仲間も活動に賛同し、これまで約二千個集まり、京都や大阪の施設に五百個以上届けてきた。 ウィメンズマラソンの出場は今年で五回目。完走賞として贈られるティファニーのペンダントは、別のレース中に腹痛を起こした際、助けてくれた男性ランナーの不登校だった高校生の娘を少しでも勇気づけたいと、毎年贈り続けている。今年も完走して贈るつもりでいる。 新型コロナウイルスの影響で、今年はオンライン参加になるが「人は一人では生きられない。皆が応援してくれたからこそ結
果も出せた。これまでの声援を心に感じながら、走り抜きたい」とサブ4を再び狙う。